☆猫星人SOSUさん [Profile 静岡県に住む王子のオスの方] 投稿日:2001/8/10(日)
「うにゃ!?」
ゴロゴロゴロ……。
お日様の日差しが、程良く当たる縁側で日向ぼっこ。なんだかとっても幸せ気分です。
そよそよと、揺らぐ柔らかな風が心地いい…。
「ふにゃ〜」
思わずアクビも出ちゃいます。寝惚けまなこで寝返りを打つようにゴロ〜リ…。
座布団の上で転がったり……。
(…うーん、平和だニャ〜ん。)
(…でも。)
…………………………………。
………………………。
……………。
……。
「たいくつニャーーーーーっ☆」
ジタバタと、両手足を空で踊らせ、身体全体をくねらせる様は、何とも表現しきれない様な動きをしている。はたから見たら殆んど病気状態である…。しかし、それは人間での事…。
猫のぼくがしていれば、それはご愛嬌と言うことさ!
…けど、やっぱり他人に観られれば恥ずかしいよ。
だって、ぼくもお年頃、、、女の子なんだから…。
―で、何がそんなにジタバタと退屈にしているかと言うとね。それは―。
「お家に、だ〜れも居ないんだもん・もん・もんっ!!」
ちょっとだけ拗ねてみせる…。だけど、今はその拗ねて見せる相手もいない…。
ソレも、そのはず…。今、ぼくはお留守番中なのだ。
ぼくのご主人様…。透くんに言われたんだ!
「俺は、ホンのちょっと出かけてくるからな…。大人しくお留守番してるんだぞっ…。」
そう…言われた時、ぼくは「行っちゃヤダっ!ぼくも一緒に行くんだもんっ!!」って、透くんに駄々を捏ねてみたけど、結局駄目だった。……その時の透くんの顔、ちょっと呆れていた。
その顔を見て、ぼくは仕方なく言う事を聞く事にしたんだ。
けど、そんなぼくを見兼ねたのか…そっと優しく頭を撫でてくれた。
こんなに優しく撫でられたら、もう言う事聞くしかない。これって、結構ずるいよ…透くん…。
…そんなこんなで、今しばらくは、お留守番中です。
けど、やっぱり退屈には違いない…。ちょっと出かけてくるって言われてはや一時間弱…。
退屈しのぎに、透くんが買ってくれたボールで遊んでみたり、畳の節目を数えたり、縁側の通路を端から端まで走ってみたり…。何とか、ぼくなりに工夫を凝らして見たもののスグに飽きてしまった。
ジッとしていられる性格じゃない事は、ぼくが一番良く知ってる。ぼくは、猫なんだから…。
やることも無くなり、縁側にたたずむ…。しばらく、そこから見える庭を眺めていた。
庭には、その季節のものであろう彩(いろどり)の花が咲き乱れ、なんとも美しい光景が目に映る。
その、花達の周りを飛び交う蝶々や蜜蜂達…。まるで、この場所に小さな楽園がこの庭の舞い降りた……。
例えるならそんな感じ…。庭を眺めているだけで幸せな気分になっちゃう…。
そして、さらにお空を見上げれば、ぷかぷかと『わたあめ』のような雲達が高々と浮かび、それはゆっくりとゆっくりと流れてゆく。
青い空に白い雲……。
ほんと、どこまでもどこまでも消えることなく飛び続ける―。
眺めているだけで、まるで自分自身がお空の雲にでもなってしまったみたい…。
何だか、ふわふわ〜ッと、心が軽くなってく感じがして、今にも身体が宙に浮かび上がる気分……。
(…しあわせって…こうゆう事をいうんだね。きっと…。)
ぬくぬくとお日様の光を浴び…。
そよそよと揺らぐ風が優しく身体を撫でる…。
そして、その風に吹かれて運び込まれる土の匂いと草花の香り…。
本当に心地いい…。
もう、すでに目蓋も閉じかけている。うつらうつら…。
(なんだか…眠くなってきちゃったよ、透くん…。)
(あれ? そういえば…。ぼく、なにか頼まれ事されてたような〜…。なんだっけ〜?)
(…まぁ、いいや…。透くんが帰ってきたら…聞いて…みよう〜…。)
(…おやすみなさ〜い……、透…く…ん…。)
すやすやと、眠りに入って行く…。居心地の良い安堵感と柔らかく包み込むような空間。
…その中にゆっくりと落ちてゆく……。
― ソコからは、ぼくだけの世界 ―
それも、ぼくしか開ける事の出来ない夢の扉…。
……そこを開けば確かにある…。
…だけど、すぐに忘れて思い出そうとしても思い出せない…。
そんな、夢の中の場所…。
いつか見たような土地…。そして、遠い昔に観てきたような………。夢の中のお話。
それが、これから起こる“不思議な夢のお話”だったのかもしれない…………。
つづく。
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本当はさ、もっとぶわあぁ〜って、、、二、三話どどんって載っけるつもりだったんだけどね。
ま、いいさね。とりあえずこんな感じで始まり始まり〜♪
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子猫の元に帰ります。